【「送っていきましょうか」より「送っていきましょう」。】
会話美人は、ここぞという時には、
自分から流れをつくっていくことができます。
相手に対してなんでもかんでも丁寧にしようとして
すべてを質問形にしてしまうと、相手に対する思いやりより、
優柔不断さのほうが目についてしまいます。
レストランでご飯を食べていたら、遅くなって、
タクシーで帰ることになりました。
「送っていきましょうか?」と聞いてしまうと、
聞かれた側は、送ってほしくても、
「いえ、大丈夫です」と言わざるをえません。
この先、2人は恋人同士になれたかもしれないのに、
流れが変わるのです。
「大丈夫です」という流れにしてしまうと、チャンスをなくします。
「行きましょうか」の「か」は要らないのです。
「送っていきましょう」と言えば、
「ありがとう」と言って受け入れられます。
「送っていきましょうか」の「か」があるかないかの違いです。
「か」があるだけで、後の流れが大きく変わっていくのです。
【疑問文で、逃げない。】
(「プロローグ」から)
まえがき 「送っていきましょうか」より「送っていきましょう」。
●第1章 セクシーに会話をリードしよう。
●第2章 初対面でも、苦手でも、盛り上がる。
●第3章 毒舌を吐いてウケる人、引かれる人。
●第4章 部下をほめると、上司の株が上がる。
●第5章 伝言ひとつで、恋愛にも喧嘩にもなる。
●第6章 しゃべる・黙る・三言でまとめる。
●第7章 最初にひと言で差をつけよう。
あとがき 薬と会話しながら飲むと、効果が大きくなる。
(「目次」から) |