【打ち合わせでは、「読めばわかること」は繰り返して読まない。】
打ち合わせがうまくいくかどうかは、ダンドリが勝負です。
根まわしをするということではありません。
私は初対面の打ち合わせで相手のダンドリのよさを見ます。
見るというより、それを感じることで、
その人と仕事をして大丈夫かどうかがわかるのです。
打ち合わせや会議で、事前に配布されていた企画書を
最初から最後まで読み上げる人がいます。
その時点で、その人はダンドリが悪いと感じます。
事前に送っておいてくれたメールの話を繰り返す人もいます。
それではメールをした意味がありません。
TV局の台本の説明で、打ち合わせのために早めに呼ばれても、
結局、台本どおりだったりすることもあります。
何か変更があれば打ち合わせは必要ですが、書いてあるとおりのことを、
もう一度、繰り返して打ち合わせするのは意味がありません。
そんなことをしたらスタッフもキャストも
「こいつ、ダンドリが悪いな」とムッとして、
仕事全体のテンションが下がってしまいます。
仕事のできる人は
「紙に書いてあることは、後で読んでおいてください」と言います。
打ち合わせで説明する時には、
紙に書いてあることは1行でも言わないほうがよいのです。
【ダンドリのいい人は、テンションを下げない。】
(「プロローグ」から)
プロローグ 打ち合わせでは、「読めばわかること」は繰り返して読まない。
●第1章 「あの人ダンドリ悪いよね」
一目でわかるダンドリいい人、ダメ出しされる人。
●第2章 「やさしくて頼りがいのある人が好き」
モテる男の2大要素は、ダンドリから生まれる。
●第3章 「早く帰れる」
仕事がじゃんじゃん片づくダンドリ。
●第4章 「君に頼んだよ」
任せることでチームはまとまる。
●第5章 「ノープロブレム」
トラブルに強くなるダンドリ力。
●第6章 「ここからやればうまくいく」
やるべきことが見るみるわかるダンドリ力。
エピローグ 切り捨てた部分が、最終的なでき上がりのクオリティーを上げる。
(「目次」から)
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