【失敗しながら、かわいさを身につけよう。】
いつやってもこの行為はかわいい、
いつやってもこの行為はかわいくない、という決まりはありません。
この行為はかわいい、かわいくないという発想を捨てることです。
それはタイミングによって変わります。
「買って」と彼にねだる行為がいいのかいけないのかという発想をしていると、
「この行為はどうですか? あれはどうですか?」と、いちいち全部、
確かめないと動けなくなります。
それでは応用がききません。
こういう人は、ほとんどの場合、失敗します。
おねだりしたり、甘えたり、自分の欲望を伝えることを
ガマンする方向へ向かいます。
ガマンする人は、かわいくありません。
甘えない人は、かわいがられません。
実は仕事で出世している人は、甘え上手です。
上司にうまく甘えることができるのです。
かわいげのない人は、甘える人を見ると、
「あの人は甘えたり、こびを売ったりする」と否定します。
そんなことを言って、甘えたりわがままを言ったり、
おねだりをしない限りはいつまでたっても、かわいがられません。
上司にしてみれば何も言ってこない人は、かわいげがありません。
どのタイミングで何を言うのがかわいいかは、失敗して覚えるものです。
かわいげは、本来あなたが天性で持っているものではなくて、
学習して身につけたものです。
かわいさは、学習して身につけることができるのです。
【何度でも甘えよう。】
(「プロローグ」から)
※
プロローグ 失敗しながら、かわいさを身につけよう。
●CHAPTER1 かわいげのある人はここが違う。
●CHAPTER2 話し方にもかわいげは、ある。
●CHAPTER3 角(かど)をとって、気持ちを丸く伝えよう。
●CHAPTER4 わがままを言ってはいけない1/24のタイミング。
●CHAPTER5 「実力があるのに、かわいげがない」はない。
●CHAPTER6 人を信じることからかわいげが生まれる。
エピローグ 自分を信じてくれている人に気づけることから、
かわいげは生まれる。
(「目次」から)
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