【この本は、3人のために書きました。】
(1)マジメにがんばってるのに、仕事で結果を出せない人。
(2)マジメに愛情を注いでいるのに、ワルに恋人を奪われる人。
(3)ワルな男から、刺激と生命力を求める女性。
【ワルな男はすばしっこい。】
大阪で近所の人から「あの子はなかなかすばしっこいよ」と
言われている子供がいました。
「すばしっこい」というのは、要領がいい、目ざとい、ダンドリがいい、
見ているほうがスカッとするぐらい抜け目なく、ちゃっかりしているということです。
これは大阪では、ほめ言葉です。
「モタモタしている」の反対語です。
私が言う“ワルな男”というのは、犯罪者的なワルという意味ではありません。
この「すばしっこい」感覚のある大人のことです。
学校では、ひたすらマジメであることを勧められ、教えられます。
でも、実社会に出ると、マジメな人は他人に迷惑をかけることは
あまりないかもしれませんが、損をすることがたくさんあるのです。
“ひたすらマジメ”のワクから飛び出せば、仕事も勉強ももっとスピードアップしたり、
普通の生活では味わえない経験ができたりして、もっと楽しく充実した人生を
送ることができます。
でも、そういうことは学校では教えないのです。
融通のきかない人は、仕事もできないし、女性にもモテません。
さらには本人はマジメにがんばっていても、
はたからすればいい迷惑になっているということだって起こりうるのです。
マニュアル通り完璧に動いている人は、融通がきかなくなります。
マニュアルを覚えることがいいか・悪いかということが問題なのではありません。
マニュアルにプラスアルファの融通をきかせられるのが、ワルな男なのです。
【すばしっこくなろう。】
(「プロローグ」から)
※
プロローグ ワルな男はすばしっこい。
●CHAPTER 1 “想定の範囲外”を楽しむ極意。
●CHAPTER 2 出会いを確実にモノにする極意。
●CHAPTER 3 ふりまわして、とりこにする極意。
●CHAPTER 4 我慢しないのに、望むものを得る極意。
●CHAPTER 5 キモの部分は、ストイックを貫く。
●CHAPTER 6 ワルという美しい生き方。
●CHAPTER 7 過剰なまでに、「濃く」、「速く」。
エピローグ 「中谷彰宏とつきあいたい」ではなく
「中谷彰宏になりたい」と思われる。
(「目次」から) |