【ほめるだけではダメだ。ほめちぎるのだ。】

私は、ほめない。

ほめちぎるのだ。

ほめるだけでは足りない。

ほめちぎらないと、ほめたことにならない。

ほめることは、むずかしい。

けなすことは簡単だ。

ただ、「気に入らない」と、けなせばいい。

ほめるためには、相手を理解しなければならない。

ほめるには、知性と感性と品性が求められる。

ほめる達人が、いる。

毒蝮三太夫さんは、「お年寄りをほめる達人」だ。

渡辺篤史さんは「家をほめる達人」だ。

村西とおる監督は、「女性をほめる達人」だ。

21世紀は、コミュニケーションの時代だ。

そして、最も必要なことは、ほめることだ。

急にそういわれても、ほめ方を学校や会社では教えてくれない。

『ほめ芸』の達人に、ほめる極意を教わった。

それは、ある意味で、豊かに生きるとは、
どういうことかということを学ぶ勉強でもあった。

（「まえがき」から）

　まえがき　ほめるだけではダメだ。ほめちぎるのだ。

●けなしながらほめる。
「お年寄り」をほめる達人　毒蝮三太夫

●一歩手前をほめる。
「家」をほめる達人　渡辺篤史

●ほめられないものはない。
「女性」をほめる達人　村西とおる

　あとがき　ほめることで、二人が幸せになる。
　　　　　　　一人は相手。もう一人は、あなた自身。

（「目次」から）