すべての人が、SMを体験している。
ただそれに、気がついている人と、そうでない人がいるだけだ。
「私は、痛いのは、苦手だから……」
というのは、SMを取り違えている。
木村拓哉さんが、一見そっけなく見えるのに、でも優しく感じられるのは、
SMの本質を本能的に知っているからだ。
逆に、優しくしているのに、モテないタイプの人は、SMのツボをハズしている。
上司に好き勝手なことを言っているのに、上司からかわいがられる部下もいる。
上司に気をつかっているのに、嫌われる部下もいる。
優しい上司が、愛されるとは、かぎらない。
厳しい上司が、嫌われるとも、かぎらない。
その差は、SMのツボなのだ。
恋愛・仕事・人間関係など、すべての生活に、SMは存在する。
「痛いのは、苦手だから……」
という肉体的先入観から脱出した人が、精神的に愛される人になれるのだ。
(「まえがき」から)
【登場する女王様】
エマ嬢(ビクトリア・シークレット)
麻生ノア嬢(ラ・シオラ)
ミラPARCO嬢 |