【この本は、3人のために書きました。】
(1) 王子が迎えに来るのを待っているのに、来ない人。
(2) 王子に出会ったのに、つかまえられなかった人。
(3) 王子に誘われたのに、自信がなくてチャンスを逃した人。
【シンデレラは、王子様をお持ち帰りした。】
いい相手を見つけなければいけないのは、
女性の側です。
女性が、男をつかまえないといけないのです。
王子が、女性を探しているわけがありません。
王子はモテモテだから、相手は余っているのです。
女性は、王子が通りかかった時に、
上から飛び降りて、つかまえてお持ち帰りしないと、
迎えには来てくれません。
自分で王子をお持ち帰りするのです。
童話では、シンデレラがガラスの靴を忘れて、
家に帰ったことになっています。
本当は、あの舞踏会の晩に、
シンデレラが家に王子をお持ち帰りしたのです。
シンデレラの物語は、計算ではありません。
シンデレラは、自分の中で
ロマンチックなお話を考えたのです。
「カボチャの馬車が迎えに来て、
12時の鐘が鳴って、ガラスの靴が階段で脱げて、
それを置いてきて、持ち主を探しまわって、
なかなかみつからないとあきらめたころに、見つかった」
というお話はロマンチックじゃないですかと、
ベッドの中で王子に語ったわけです。
それでいいのです。
そして、王子はこっそりお城に帰ったのです。
【お持ち帰りされるより、お持ち帰りしよう。】
(「プロローグ」から)
*
プロローグ シンデレラは、王子様をお持ち帰りした。
●Chapter1 シンデレラに学ぶ、「待ち伏せ」と「お持ち帰り」。
●Chapter2 恋人は、恋人のいる人から探す。
●Chapter3 「○○でないとイヤだ」を卒業する。
●Chapter4 ここ一番で、サッと決める。
●Chapter5 一度断裂することで、強くなる。
●Chapter6 知っていて、知らんぷりできる人がつかまえる。
●Chapter7 高望みから、自信が生まれる。
●Chapter8 いい種まきをしていれば、いい結果が必ず出る。
エピローグ 「運命の王子様」は、毎朝朝刊が届くようにはあらわれない。
(「目次」から)
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