【この本は、3人のために書きました】
(1) 上司の理不尽さに、ふりまわされている人。
(2) 自分のこの先が、見えなくなってしまっている人。
(3) へこんでいる人に、希望を与えたい人。
【理不尽さが、人間を魅力的にする。】
上司の言うこと、部下の言うこと、
お得意先が言うことは、理不尽の嵐です。
この理不尽が、とてつもなく人間を鍛えるのです。
人生は、毎日つらいことが次々と起こります。
「中谷さんがいちばんつらかったのは、いつですか」
と聞かれました。
私がいちばんつらかったのは、サラリーマン時代です。
サラリーマンを経験したら、
どこへ行っても生きていけます。
これ以上の修羅場はありません。
男性なら、外国の特殊部隊に入れるレベルです。
女性なら、キャバクラでも銀座のクラブでも
ナンバーワンになれます。
ふだんからオヤジの扱いに
慣れているからです。
私は、サラリーマン時代に
「ここでなければどこでもいい」と思っていました。
無条件です。
「辞めたい」と言いながら給料を気にしている人は、
実はあまりつらくないのです。
私の中では、会社は最高の刑務所です。
生きていくためのすべてを会社で学びました。
会社はしんどければしんどいほど、いいのです。
上司がいい人だったら、部下は伸びません。
上司がイヤな人であればあるほど、
部下が伸びていきます。
会社は理不尽だらけです。
学生時代の矛盾というレベルではありません。
理不尽のてんこ盛り、理不尽のビュッフェ、
理不尽の食べほうだいです。
これだけ理不尽の中でもまれていれば、
どこに行ってもやっていけます。
そういう人ほど人間的な魅力がついて、
モテモテになるし、部下もついてきます。
【理不尽を楽しもう。】
(「プロローグ」から)
*
プロローグ 理不尽さが、人間を魅力的にする。
●第1章 ピンチとチャンスは、ワンセットだ。
●第2章 「不安」と「悩み」は別もの。
●第3章 「自信」より「覚悟」が成功へのキーワードだ。
エピローグ 「辞めたい」と思うときに、人は成長する。
(「目次」から)
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