【この本は、3人のために書きました】
(1) 女性スタッフへの接し方に困っている男性リーダー。
(2) いざリーダーになって、オヤジ化してしまった女性リーダー。
(3) 仕事でも恋愛でも、女性に尊敬されたい男性。
【看護婦さんから人気のない病院は、つぶれる。】
リーダーとして、男性の部下から尊敬されるのは比較的簡単です。
逆に、女性から尊敬されるリーダーになるのはとても難しいのです。
これは女性のリーダーであれ、男性のリーダーであれ、同じです。
たとえば、病院を探す時、今は格付け・サービス・顧客満足など、
いろいろな情報があります。
「どこの病院がいいですか」という情報は、
(1)患者さんの情報
(2)看護婦さんの情報
を聞く方法があります。
一番いいのは、(2)の看護婦さんの情報です。
看護婦さんに「あそこの病院はどう」とか、同じ病院の中でも、
「内視鏡検査の痛くない、上手な先生は誰か」という情報を聞きましょう。
誰がうまいかは、看護婦さんが一番よく知っています。
熱心に診てくれる、勉強している、感じがいいという
技術や人間味のことまで含めて、
お医者さんを選ぶ時の大事な情報を知っているのです。
看護婦さんに人気のない先生や病院は、よくありません。
とても流行っていたクリニックで、看護婦さんが一斉に辞めて
つぶれたところがありました。
看護婦さんがどっと辞めてしまうというのは、
先生が看護婦さんに尊敬されていなかったということです。
秘書に嫌われる上司もアウトです。
大切なのは、尊敬です。
そういう意味で、これからのリーダーに求められるのは、
ただ上下関係で引っ張っていくことではなく、尊敬されることです。
とくに女性に尊敬されるリーダーであれば、男性からも尊敬されます。
狙いは、女性に尊敬されるリーダーなのです。
【女性スタッフの「厳しい目」を基準にしよう。】
(「まえがき」から) |