| 【この本は、3人のために書きました】 (1) 仕事やスポーツの緊張する場面でキレて、失敗している人。(2) 恋愛や人間関係で、キレそうになっている人。
 (3) 子供や部下を、キレない人間に育てたい人。
 【いいことも、悪いことも、自分がつくっている。】
 自分のせいでないことで、よくないことが起こる時があります。 その時に、「ああ、自分はなんてついてないんだろう」とキレてしまうのはやめましょう。 人間は、自分のせいでよくないことが起こった時はキレません。 よくないことが起こった時に、「自分をこれをやったからこういう結果になった」と分析できれば、キレずにすむのです。
 実は、いいことも悪いことも、すべて自分自身がつくっています。 人間の解釈には、かなり身勝手なところがあります。 いいことは「自分が原因だ」と考えますが、よくないことは「自分の原因ではない」と 考えがちなのです。
 いいことと同じように、「悪いことも自分自身が原因をつくった」と考えれば、キレずにすみます。
 そうすれば、精神状態を立て直して次のことに臨めるのです。 【「誰かのせいで、こうなった」と考えないようにしよう。】 (「まえがき」から) |