【この本は、3人のために書きました】
(1) 企画の仕事がしたい人。
(2) 企画が仕事なのに、企画に行き詰っている人。
(3) 企画とは関係ないけど、人生を楽しくしたい人。
【面白くないことを、面白くすることが、プラス1%の企画力だ。】
「企画力」という言い方をすると、企画部に配属になって
何かプロジェクトの企画を考えると思い込みがちです。
でも、企画力とはそういうことではありません。
昔からある言い方では「ひと工夫」です。
アイデアを1%加えようとする人は、1.5倍にも2倍にも3倍にも
ふくらますことができます。
常に「あと1%何かできないか」と考えていく時に
人間の頭は回り始めます。
それと同時に、まわりがプラス1%の工夫をしていることに
気づけるようになるのです。
たとえば「コピーをとる」「電話を取る」「掃除をする」「雑用をする」
こともすべて企画力が必要です。
今自分のやっている仕事が面白くないのは、
企画部にいないからではありません。
誰がやっても同じ仕事にプラス1%の企画を足していないからです。
最も企画力が求められるのは、誰がやっても同じ仕事を
誰がやっても同じにならないようにすることです。
面白い仕事と面白くない仕事は、天地の開きがあるのではありません。
たった1%の違いがあるだけなのです。
【雑用に。ひと工夫加えよう。】
(「まえがき」から) |