【この本は、3人のために書きました。】
(1) お客様になかなか理解してもらえない営業マン。
(2) コミュニケーションがすれ違う上司、または部下。
(3) 「何を言っているのか、わからない」と言われたすべての人。
【説得力のある人は説得するのではなく、
納得するお手伝いをする。】
人に、納得してもらうのは、
それほど難しいことではありません。
人間にとって、納得することは
快感だからです。
「納得できない」というのは、
不快なのです。
納得するのは好きですが、
説得されるのは嫌いです。
聞き手を納得させることのできない人は、
なんとか力づくで、聞き手を説得しようとしてしまうから
失敗するのです。
説得は、難しい。
でも、納得なら、簡単。
話し手は、聞き手が納得するお手伝いをすればいいのです。
聞き手を力で引っ張るのではなく、
聞き手の背中を支え、軽く押してあげるだけでいいのです。
ここに、人を納得させるための、
話し方の基本がすべてこめられています。
(1)まず、簡単であることを、聞き手に伝える。
聞き手は、簡単であると聞いて
安心します。
(2)ポイントは、3つだけ伝える。
4つ以上になると、もう伝わりません。
(3)注意は、1つだけ付け加える。
説得力のない人は、、
最初から最後まで、注意だらけです。
注意は、1つだけだから、
印象に残るのです。
【簡単だと、最初に言う。】
(「まえがき」から)
*
まえがき 説得力のある人は説得するのではなく、納得するお手伝いをする。
●第1章 説得力のある人は、結婚式のスピーチでわかる。
●第2章 説得力のある人は、聞き手にエネルギーを伝えている。
●第3章 説得力のある人は、気配りを忘れない。
●第4章 説得力のある人は、「正解」よりも大切なことを知っている。
●第5章 体験だけが、相手を納得させることができる。【新章】
あとがき 誰にも自分のキャラクターに合った話し方がある。
(「目次」から)
※本書は、『なぜあの人の話に納得してしまうのか』
(1999年10月刊行)に、あらたに【第5章を追加】し、
[新版] として刊行いたしました。 |