【この本は、3人のために書きました。】
(1)成功したい人。
(2)成功して、ハッピーにもなりたい人。
(3)成功して、尊敬もされたい人。
【掃除をしていても、目の前のお客様に頼まれたら、最優先。】
自分の仕事を100%しっかりやりたいのはわかります。
でも、そこへ逃げ込まずに、顔を上げて、今やっている仕事を90%、
お客様への意識を10%にするだけで変わってきます。
それがやがて80対20になり、70対30……となっていきます。
それに気づかなければサービス業のプロではありません。
今やっている仕事が遅れることよりも、
目の前のお客様から声をかけられたら、それが最優先です。
作業に打ち込んでうつむいている時は、
「今ちょっと忙しいんで」とか、「すみません、今、声をかけないでね」
という光線やバリアを出している状態です。
「何かお探しですか」と言って声をかけられるのは、
お客様を常に見ているからです。
お客様が何か困っている気配を感じて、
「何かお探しですか」と声をかける人も、
自分が今しなければいけない仕事は別にあるわけです。
掃除をしていたり、電球を交換していたり、
ちょうど何かしている途中です。
そこで、ほんの少し手をとめて、
「何かお探しですか」と声をかけてみたら、
それがだんだんスムーズにできるようになっていきます。
それは言ってあげるだけですむことです。
ちょっと意識を変えて、10%でもいいから顔を上げてみたら、
お客様から自分が作業をしている手元を見られていた
ということがわかります。
そうしたら、今まで10%だった部分が、20%、30%になって、
少しずつ増えていきます。
【自分の仕事より、お客様のオーダーを優先しよう。】
(「まえがき」から)
* * *
まえがき 掃除をしていても、目の前のお客様に頼まれたら、最優先。
●Chapter1 第一印象の成功作法
●Chapter2 ひと言の成功作法
●Chapter3 サービスの成功作法
●Chapter4 気づきの成功作法
●Chapter5 行動の成功作法
あとがき 「間違っていないから正解」ではない。
(「目次」から) |