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●恋愛論・人生論

ボウリング場が、学校だった。

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著者 中谷彰宏
出版社 ベースボール・マガジン社
(ベースボール・マガジン社新書)
価格 760円+税
発行年月日 2007年9月26日
商品コード ISBN978-4-583-10046-3

解説文

【この本は、3人のために書きました】

(1)これからボウリングを始めようと思う人。
(2)ボウリング以外のスポーツや、趣味や、仕事でがんばっている人。
(3)子どもの頃やっていたことを、やり直したいと思っている人。


【懐かしい商店街の人たちと、出会った。】

ごく限られた狭い範囲の人たちとしか知り合ってなかったことを、
ボウリング場に行って発見しました。

サラリーマンをやっていた時、
自分が広い世界に生きているような気がしていました。

特に広告代理店にいると、
「いろんな人に会うでしょう、人脈が広いでしょう」と言われて、
そんな気がしていました。

昼間ボウリング場に行くと、さすがにサラリーマンはあまりいません。

ネクタイをした人たちは、夕方からわいてきます。

昼間いるのは、おじいちゃん、おばあちゃん、職人さんです。

商店街の人たち、喫茶店・スナック・食堂など、
マスターと呼ばれる人が何人もいます。

私は、今はなくなったのですが、恵比寿のボウリング場、
エビスグランドボウルに行っていました。

恵比寿には商店街があって、そこのお店の人たちが来ていました。

32歳までやっていたサラリーマン時代には、
こういう人にめぐり会えませんでした。

自分がとても狭い世界の中で生きていたことに気づくことが大切です。

大人になるほど世界が広がっているような気がするのです。

でも、勘違いです。

子どもの時、銭湯に行ったら、いろんなお客様がいました。

怖いオッチャンもいるし、ヘンなことを教えるオッチャンもいるし、
ベレー帽と呼ばれているオッチャンもいるのです。

「ベレー帽」と言うだけでみんなに通じる、
それが名前になってしまったのです。

名前はよくわからないし、
いまだに仕事は何をやっていたのかわかりません。

ボウリング場では、子どものころに戻れるのです。

(「まえがき」から)

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