【この本は3人のために書きました。】
(1)運がよくなりたい人。
(2)運がいい人と友達になりたい人。
(3)仕事も恋愛も、バージョンアップしたい人。
【「何をするか」ではなく、「何かする」のが大切。】
遊園地のジェットコースターは「身長何センチ以上」という制限があって、
小さい子供は乗れません。
背の足りない子供はそこで泣いてしまいます。
そういう子ほど早く乗りたいのです。
年齢制限ならまだいいです。
身長制限は、「来年来てね」と言われても、
1年たってもまだ届かないことがあるのです。
家族で来ていて、自分だけが乗れないのは悲しいです。
家族も気を使って、「じゃ、やめようか」ということになります。
そうすると、お姉ちゃんが
「自分はせっかく待っていたのに」と怒り出します。
せっかくの楽しい場が、家族の切ない状況になるのです。
そこで必ず「2センチぐらいいいじゃん」という話になります。
大切なのは、2センチに目をつぶるかどうかではありません。
乗れなかった子に「来年また来たい」と思わせるように、
何をするかです。
「背が足りないからダメです」とか「今日は貸切だから出直して下さい」
と言って何もしないでお客様を帰すのは、サービス業失格です。
何をしたらよいのかではありません。
ここで何もしないことがいけないのです。
「何もする必要はない」という意識を切りかえることです。
ファインプレーは、何もしないか、何かをするかの違いなのです。
【来年の「今日」につなげよう。】
(この本から)
プロローグ 「運の良さ」はマネできなくても、「小さな工夫」はマネできる。
●第1章 「運」
●第2章 「成功センス」
●第3章 「ファインプレー」
●第4章 「マネー」
●第5章 「出会い」
●第6章 「仕事を楽しむ」
エピローグ 「何をするか」ではなく、「何かする」のが大切。
(「目次」から)
※この本は、2006年8月にゴマブックスから刊行された単行本を
文庫化したものです。 |