【この本は、3人のために書きました。】
(1) ついイライラしてしまう人。
(2) 隣の人のイライラを治してあげたい人。
(3) メンタル力をつけて、ここ一番に強くなりたい人。
【「靴下が破れている」と、自分で言う。】
ピンチの時に求められるのは、
こざかしい知識や技術ではなく、
メンタル力です。
メンタル力は、人間力です。
メンタル力がなければ、
どんなにすぐれた知識や技術を持っていても、
生かせません。
メンタル力がなければ、すべてが始まらないのです。
たとえば、上司に
「お得意先と会食することになったから、ついて来い」
と言われたとします。
急に言われたので、
ダンドリはできていません。
行くと、いきなり座敷に上がるようなお店です。
その時、靴下が破れていることに気づきます。
この時どうするかがメンタル力です。
つい気がひけて、話どころではなくなるのです。
メンタル力のある人は、ここで
「ヤバい、靴下破れているし」と言える人です。
これを口に出して言えるかどうかで、
勝負ありです。
そこからラクになるし、笑いもとれるのです。
靴下に穴があいているから
ダメな人というわけではありません。
最も情けないのは、
それを隠してオドオドしていることです。
「こんな人間に見られたらどうしよう」と思っている人は、
メンタル力がないのです。
ありのままの状態をギャグやネタにできることが、
余裕につながります。
相手にも「かわいらしい人」と思ってもらえるのです。
【恥ずかしいことは、先に自分で言ってしまおう。】
(「はじめに」から)
*
はじめに 「靴下が破れている」と、自分で言う。
●第1章 メンタル力を、鍛えよう。
●第2章 アクシデントを、乗り越えよう。
●第3章 テンションを、高く保とう。
●第4章 イライラを、こうして収める。
●第5章 メンタル力で、運気を高める。
おわりに 時代の転換期は、最高に楽しい。
(「目次」から)
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