【この本は、3人のために書きました。】
(1) 気配りで、仕事で成功したい人。
(2) 気配りで、恋愛で成功したい人。
(3) 気配りのできる人を、育てたい人。
【気配りをするのではない。
気配りをさせていただくのだ。】
気配りは、人が人を元気にすることです。
私がやっていることも気配り業です。
そう思えるようになった理由は、
私の中にある遺伝子です。
親からそういう教育をずっと受けてきました。
親の親もそういう教育をしたからです。
教育の積み重ねで入ってきた遺伝子です。
私のおじいさんは運送屋をやっていました。
運送屋さんは、運を運ぶ仕事です。
みんなにラッキーを運びます。
ラッキーは抽象的ではなく、具体的なことです。
家で食事をする時に、お皿を運ぶことは、
運を運ぶことです。
たとえばレストランでお客様に元気を渡して、
お客様からも元気をいただきます。
気配りをすることによって、
その人自身がハッピーになれるのです。
お皿の上げ下げをしながら、お客様ともやりとりをし、
自分の人生をそこに生かしていくのです。
「今日は100枚、お皿を下げました」と言っても、
その100枚は1枚1枚思い入れが違います。
その思い入れは、最後にお皿を下げている時に込めるのです。
食べた人の思い入れはそのお皿に残っています。
下げるお皿にすべて感じ取り、ありがたく受け取り、
次に生かすことが気配りになるのです。
【食べるお皿に声をかけよう。】
(「まえがき」から)
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