【この本は、3人のために書きました。】
(1) 価格競争から、抜け出したい人。
(2) 売りを見つけたいけど、売りの見つけ方がわからない人。
(3) 設備も予算もないけど、やる気はある人。
【客単価を先に上げると、客数が増える。逆はない。】
儲けなければ、経営を存続できません。
お客様にいいサービスをするためには、
儲け続けることが大切です。
儲けるには、
(1)客単価をアップさせる
(2)お客様の数を増やす
という2つの方法があります。
どちらを選ぶかです。
「両方」という答えはありえません。
「選択と集中」です。
選択肢を間違えると、
大きく流れを間違えた作戦を立てて、しくじるのです。
ほとんどの経営者が、
客数の増やし方、稼働率の上げ方を相談します。
客数を増やした結果、客単価が下がります。
薄利多売が通用したのは、
昭和のスーパー全盛期までです。
高度成長は、大阪万博で終わりました。
両方はできないのです。
ここで面白い現象があります。
まず、客単価を上げると、
結果として客数は伸びるのです。
客単価を上げると、
一時的には客数は減ります。
でも、1年、2年と続けると、
客単価が下がらないまま客数が増えていきます。
これが感覚的にわかったら、
すべての作戦が具体的に決まります。
(「まえがき」から)
|