【この本は、3人のために書きました】
(1) ヒラメキを、具現化して、実現したい人。
(2) 単発のヒットを、連打にしたい人。
(3) ベストセラーよりも、ロングセラーをつくりたい人。
【花ではなく、花言葉を売る。】
発想では、「花」を売ります。
構想では、「花言葉」を売ります。
これが発想と構想との違いです。
お花屋さんは花を売っています。
花はモノです。
ここで発想型から構想型に切りかえるとすれば、
それは花よりも何を売るかということです。
逆に言えば、お花屋さんで何を買うと、
発想型ではなく構想型の買物になるかということです。
発想型の人は花を買います。
彼女のプレゼントに「バラを100本」という買い方をしています。
これは物量作戦です。
物量の勝負に出ると、バラを200本持ってきた人に負けます。
「じゃ、こっちは300本」
「こっちは部屋中に敷き詰める」と、だんだん成金の世界になっていきます。
物量で来る男性は、モノでない勝負になった時に、必ず負けます。
モノの勝負は必ず物量勝負になります。
それでは、やっている側も疲れてきます。
「なんでもいいけど、お花買ってきて」と言われた時に、
何を買うかです。
100本、200本買う人に対して、1本でも花言葉で勝つのです。
花言葉を売れないお花屋さんは、ただモノを売っているだけです。
そのうちディスカウントが起こります。
でも、「半額にします」と言われても買いません。
それはただ値打ちが下がるだけです。
ただ、モノを売ったり、つくったりするよりも、関係をいかにつくるかです。
メーカーさんはよく、「モノづくり」と言います。
でも、モノは、たまたま関係づくりのキッカケになっているにすぎないのです。
「モノづくり」よりも「関係づくり」が大切です。
【モノづくりよりも、関係づくりをしよう。】
(「プロローグ」から)
プロローグ 花ではなく、花言葉を売る。
●Part1 無限大へ、具体化する。
●Part2 小さく産んで、大きく育てる。
●Part3 生活に「物語」を提供する。
●Part4 自由自在な、アングルを持つ。
エピローグ ベストセラーより、ロングセラーを目指す。 |