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●ビジネス

一流の常識を破る【7】「超一流」の分析力

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著者 中谷彰宏
出版社 ファーストプレス
価格 1300円+税
発行年月日 2008年11月11日
商品コード ISBN978-4-904336-19-9

解説文

【この本は、3人のために書きました。】

(1) 表面ではなく、本質を見極めたい人。
(2) 次に起こることを、先読みしたい人。
(3) 人とは違う見方を身につけたい人。


【「観」イコール「まわりを見る」。「察」イコール「裏側を見る」。】

観察する時は、枝葉に惑わされず、
根っこを見なければなりません。

「観察力」の「観」と「察」とは、どう違うのでしょうか。

通常、何かを見る時はその部分だけを見ます。

「観」は広い周辺を見ることです。

それに対して、
「察」は見えない裏側を見ることです。

いわゆる「察する」ということなのです。

「言葉ではこう言っているけど、
あの人は本当はこういうことを言いたかったのではないか」
ということです。

サッカーでは、
ボールの動きだけ見ているわけではありません。

もっと広い範囲で、
ボールに触れていない選手の動きも見ています。

これが「観」です。

つまり、「観」るは「見」るより範囲が広いのです。

スポーツ観戦は、「見」るではなく、「観」るのです。

観光は「光を観る」と書きます。

五重塔を見に行くのではなく、
五重塔を取り囲んでいる空・山・自然を見なければなりません。

五重塔だけで切り取った写真は陳腐です。

つまり、それだけを見る見方をすると、
陳腐になるのです。

雑誌でよくある切り抜きも、陳腐です。

レースクイーンですら、
切り抜いたらしょぼい女性に見えます。

レース場の背景があるから、
レースクイーンなのです。

「察」は、相手が本当は何をやりたいかを
感じ取ることです。

サッカー選手が、
見ている方へボールを蹴るなんて、ありえません。

ワナとしてこちらを見ているだけで、
まったく違う方へ蹴るのです。

バックしたからといって、
バックしたいわけではありません。

それが、裏側を見るということです。

それが、分析するということです。

表や真ん中あたりだけを見ていたら、
分析はできません。

まわりを見て裏側を見ることで、
分析ができ、気づきがあるのです。

気づいた人が、
夢を実現するのです。

【そのものの「まわり」と「裏側」を見よう。】

(「プロローグ」から)


プロローグ
「観」イコール「まわりを見る」。
「察」イコール「裏側を見る」。

●Part1 分析は、行間力だ。

●Part2 分析は、観察力だ。

●Part3 分析は、想像力だ。

●Part4 分析は、作戦力だ。

エピローグ 
情報よりも、知恵が集まる仕組みをつくる。

(目次から)

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